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耐震・制振ブレースが市村産業賞を受賞しました

2013年4月20日、耐震・制振ブレースが「建築物の耐震安全性を実現するデザイン性に優れた鋼管ブレース」として、第45回市村産業賞貢献賞を受賞しました。この市村産業賞貢献賞は、リコー三愛グループの創始者、市村清氏の発案により、(財)新技術開発財団が主催する賞で、優れた国際技術を開発することで、産業分野の発展に貢献・功績のあった技術開発者に贈呈されるものです。

システム建築 ニュース画像

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受賞概要

既存建物の耐震改修と新築建物の高耐震化に適用可能なデザイン性に優れた耐震・制振ブレースを開発しました。

開発技術

(1)デザイン性向上のためにブレース部材に円形鋼管を採用し、接合部のコンパクト化のためクレビスによるピン接合を採用
(2)耐震性向上要求のため円形鋼管による座屈補剛機構を開発、さらに、低降伏点鋼管を適用し制振ブレースとしての性能も付与
(3)耐震改修工事における施設使用制限を削減するため、建物の外側に補強構面を配置する外付け補強工法を開発

鋼管ブレースの採用例
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外付け耐震補強工法
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効果

1994年の販売開始以来、累計2,000件の物件に採用され(ブレース43,000本)、その90%強が耐震改修であり、わが国の既存建物の耐震改修促進に大いに貢献しています。また、海外(韓国3件)や土木構造物(3件)の耐震改修にも使われています。
東北地方太平洋沖地震においても旧耐震建物が少なからず大破以上の被害を受けた中で、本開発技術により耐震補強された74件の建物は無被害でした。

【開発した鋼管ブレース】

(a) 単管ブレース
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(b) 外管補剛型
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(c) 内管補剛型
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