スタッフインタビュー 建てる技術と情熱と 渡邉雅人|システム建築のパイオニア JFEシビルのメタルビル建築
気を抜けない。
だからこそ充実感もある。
やっぱり現場が好きですね。
現場監督×メタルビル
渡邉 雅人MASATO WATANABE
全国各地に、システム建築のアイススケートリンクが
建っています。
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ーシステム建築が、建築業界にもたらす恩恵とはどういったものでしょうか?
例えば、私たちJFEシビルが下請けで入った場合は、元請けさん側から人手不足の相談を受けることもあります。建物だけではなく「人の管理含めて見てほしい」という依頼がしやすいのは、システム建築ならではかもしれません。しかしシステム建築は特殊なところも多くあるので、その仕事ができる人を日本全国から呼び集めなければなりません。時には似たような職種の方を、できる人が現場で教育しながら進めていく。人がいなくて困ったときには、以前の現場の職人さんに直接電話して呼んだりもします。いい人がいると、こちらも安心して任せられますからね。
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ー今回の現場は千葉県・船橋市。アイススケートリンクを建設していると聞きました。
施主はパティネレジャーさんで、メインとサブ、2つのリンクを作っています。メインリンクは国際規格で、フィギュアの選手やアイスホッケーの選手が練習できるようなリンクです。サブリンクは一般貸し用で、小さな子供たちが滑れるような設計になっています。
ーシステム建築で多くのアイススケートリンクを建てているそうですが、どんな特長があるのでしょうか?
前の現場では、京都で同じアイススケートリンクを建築しました。ここで4件目です。JFEシビルのシステム建築は壁の中に断熱材が入っているので、外気温の影響を受けにくく、室内の温度が保たれる。つまり氷の状態をコントロールしやすいんですね。アイススケートリンクを建築するには最適な仕様ということになります。結露をさせない。冷蔵庫を作っているようなものです。もちろん、断熱材入りのものだけではありません。いろんな用途、さまざまな材の組み合わせで建てられる、というのはシステム建築ならではの特長だと思います。
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ーこの現場、アイススケートリンク建築への思い入れも強いのではないですか。
施主であるパティネレジャーさんと、しっかり話をしながら作っています。コミュニケーションも良好ですし、相談もしやすいです。西宮、埼玉、京都など全国各地に、システム建築のアイススケートリンクが建っています。パティネレジャーさんとタッグを組ませてもらったことで、スポーツ振興の面でも、社会に大きな貢献ができている。本当に意義のあることだと思っています。
ーどんなことを心がけてお仕事をされていますか?
どこかで聞いたフレーズですが、はやり建築は「地図に残る仕事」なんですね。良い面でも、悪い面でも残ってしまう仕事なので、気を抜けない。だからこそ充実感もある。やっぱり現場が好きですね。
工期短縮に大きく貢献する「いちいち基礎工法」。
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打った杭に、直接、柱が建つ
「とにかく基礎工事が早いんです。従来工法と違ってコンクリートを打つ必要がないからなんです。いまちょうど掘削して杭を打っているところですが、そこに直接柱が建てられる。工期短縮に大きく貢献できていますね」(渡邉現場監督・談)
短工期の切り札 いちいち基礎工法