スタッフインタビュー 建てる技術と情熱と 阿久津英典|システム建築のパイオニア JFEシビルのメタルビル建築
社員はみんな、
熱い気持ちで、
鉄のことを中心に考えています。
構造開発×メタルビル
阿久津 英典HIDENORI AKUTSU
システム建築事業部
設計部 構造統括
一般評定の取得は一つの大きな目標。
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JFEシビルのシステム建築事業部は、メタルビルとメタルパーク、デバイスという3つの部門に大きく分かれています。私はそのうちのメタルビルとメタルパークについて、構造的な視点からの商品開発を行っています。いま私がメインに注力しているテーマは、鉄骨の柱・梁で構成されるメタルビルの接合部に着目した開発です。開発業務の最終的な目標は、一般評定の取得ですので、それに向けて評定資料の作成を行っています。また同様に別の部位ですが、違う商品でも、来期に向けて評定を取るために評定書類をまとめたり、実験や解析の計画を立てているところです。
評定を取るのは一つの大きな目標ですから、評定を取って、自分が考え出した工法や改良を重ねた点が、実際に建物を施工する際に使われるとなったときには、大きな達成感を感じます。また、2013年の6月には、私が開発したものが初めて評定を取得したのですが、その時は感慨深いものがありました。ちゃんとした冊子になってくるんだなと(笑)。
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生半可な用意では取得できない
一般評定。一般評定を取得するということは、すなわち、業界でもトップクラスの先生方に認められるということです。評定の申請の時には委員会があり、私が実験してきた内容や工法などの説明をするのですが、10人、20人というトップの方々を前にしてプレゼンテーションを実施します。その場には2、3人のスタッフが一緒に臨みますが、プレゼンテーション自体は私ひとりで行います。
そこでいろいろなことを指摘されて、それに対するレスポンスができないことがよくあり、なかなか難しいというか、対応のしかたに困ってしまうこともありますね。やはり生半可な知識や理論で臨んでしまうと、一蹴されてしまいます。ですので、もっと精進しなければ…と最近、常々思っています。
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全体を俯瞰できる
ゼネラルな視点も欲しい。2013年の11月から約3か月の間、OJT研修でフィリピンに行ってきました。そこでは現場管理を務めたのですが、当然日本語が全く通じませんから非常に大変でした。日本人は私を含め3人。現地の方は現場の職人さんたちも含めると最大で500人ぐらい。そんな慣れない環境でコミュニケーションが難しい中でも、熱意があれば意思を伝えられるということがわかり、自分自身が大きく成長したと実感できております。苦労も多かったのですが、非常に楽しい経験となりました。
現在の開発業務では、かなりマニアックな視点となってしまっていますので、全体が俯瞰できない中で臨んでいます。ですので、私としては、もっと総合的な視点から判断できるように、総合設計業務や施工管理業務も経験してみたく思っております。最終的には、ゼネラルな面から判断できる、構造エンジニアになれればなと考えています。
JFEシビルの社員には、とにかく熱意を持った方々がたくさんいます。一緒に仕事をしていても熱量が多い方ばかりで、自分ももっと熱くなりたいなと思います。また、鉄づくりから始まる会社なので、他の建設業にはないような技術や、別の視点からものづくりができる。そしてみんな、いつも鉄のことを中心に考えている。そこが他の建設業にはないJFEシビルの良さだと感じますね。