気流解析、省エネ
より快適な空間を最適な設備で構築するために,設計段階で建築物の環境シミュレーションを行っています。
建築物や周囲環境をBIMモデル化し,快適度に大きく影響する「気流・温度・湿度・汚染物質」に対してコンピュータシミュレーションを実施し,設備機器の「最適配置」を導き出します。これにより建設コスト,維持コストおよび省エネなど,総合的に無駄のない計画が実現できます。
ここでは,JFEシビルが実施している気流解析の事例についてご紹介します。
建築物や周囲環境をBIMモデル化し,快適度に大きく影響する「気流・温度・湿度・汚染物質」に対してコンピュータシミュレーションを実施し,設備機器の「最適配置」を導き出します。これにより建設コスト,維持コストおよび省エネなど,総合的に無駄のない計画が実現できます。
ここでは,JFEシビルが実施している気流解析の事例についてご紹介します。
- 空気澱みの改善
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物流倉庫・工場など,建物の規模が大きくなるほど,空間内での換気のムラが発生しやすくなります。
空気の澱みは湿気溜まりとなり,保管荷物のカビの発生など悪影響を及ぼすため、極力空間全体に気流を行きわたらせる必要があります。
気流解析で換気扇やファンの配置検討を行い,空間内の空気澱みを改善します。
入居後のラック配置においても個別対応可能です。 - 結露の防止・改善
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空調をしていない倉庫・工場などの大空間や屋内階段室などは、冬季から初夏にかけての急激な外気の温湿度の変化により熱容量の大きい床面などに結露が発生する危険性を内包しています。
結露の程度によっては運用に大きな影響を与えるため、結露防止対策の一案として,解析技術を応用した気流ファンによる提案も行っています。
またご入居後の個別事案においても調査・解析・提案・工事・事後検証まで一貫した対応が可能です。 - 効率的な塵埃除去
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塗装・溶接・表面処理など,各種生産・加工工場ではその作業に応じた粒径・質量の塵埃が発生します。
これらの特性(比重・温度など)を鑑みて総合的な換気計画(建具配置・排風機配置・風量等)をおこなうことで,作業空間の効率的な汚染物質の除去・空気環境の改善が可能です。